スタッフブログ・家づくりコラム
BLOG_COLUMN
- TOP
- スタッフブログ・家づくりコラム
- 【千葉新築住宅コラムVol.95】 ACHとは何の数値?
【千葉新築住宅コラムVol.95】 ACHとは何の数値?
2019.10.11
- #エコスマ
千葉市・四街道市で高気密・高断熱のZEH(省エネ)新築住宅を検討している皆さま。
気密性能測定とは
建物内の空気を強制的に排気して建物内空気を負圧にし、内外気圧差を調べる事で建物外皮の隙間の大きさを測定します。
高気密にすることでのメリット
- 熱の出入りが少なくなり、冷暖房費の節約になる。
- 計画換気でつねに新鮮な空気を入れ、汚れた空気を排出でる。
- 湿気の出入りが少なくなり、住まいの湿度管理が容易になる。
- 湿度管理(除湿)が容易になると、カビ・ダニの発生を大幅に抑制できる。
- 家全体の遮音性能が高まり、室内を静かな環境に保てる。
C値(相当隙間面積)とは
床面積1㎡辺り、どれくらいの隙間があるか。値が小さいほど気密性能が優れていることを表します。かつて隙間相当面積(C値)は次世代省エネルギー基準で規定されていました。Ⅲ地域以南の相当隙間面積基準は 5c㎡/㎡ ※現在はこの基準値は撤廃されています。
Ua値(外皮平均貫流率)※2013年にUa値をエネルギー基準にする施行改正
各部位から逃げる熱損失を合計し、外皮面積(外壁・床・天井・屋根・窓・ドア・換気等)で割って求める。Ua値も値が小さいほど、断熱性能が優れている。
気密性能測定のC値(相当隙間面積)は、新築住宅を検討(勉強)されている皆さまには、すでに当たり前の?住宅用語になっているとは思います。
しかし!!
隙間相当面積(C値)で住宅の気密性能を表すのは日本だけで、国際的には「50Paの差圧時の漏気回数(ACH)」で基準が決められていています。高性能住宅の先進国であるスウェーデン建築基準では3.0回/h・50pa、カナダ住宅基準では1.5回/h・50paとなっています。
ACH=50Paの差圧時の漏気回数(数値)
◆約風速30m時に、室内に入ってくる外気の回数(数値)
→数値が低いほど強風時でも影響が少ない。
結論
C値が低い、ACHが低いほど高性能な住宅
当社モデルハウス『桜木北』の気密性能測定の結果は、カナダ新築の基準値と同レベルのC値0.5・ACH0.8!!
全棟気密測定を行って全物件において高い精度での性能実施を徹底しています。
将来の資産価値の観点からも高性能な住宅の方が良いですよね。