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【千葉新築住宅コラムVol.87】住宅ローンの基本4 データで見る審査項目
2019.07.18
- #エコスマ
- #お金のこと
千葉市・四街道市で高気密高断熱のZEH(省エネ)新築住宅を検討しているみなさん。
データで見る審査項目
三菱東京UFJ銀行に限らず、フラット35に比べて、民間融資の条件は明記されていないものが多いようです。国土交通省「平成30年度民間住宅ローンの実態に関する調査」から読み取ると、民間金融機関が「融資を行う際に考慮する項目」のうち、金融機関が「考慮する」と答えた割合が高かった上位20項目が図表3です。
金融機関が審査の際にどこを見ているかがわかるのではないでしょうか。
図表3 融資を行う際に考慮する項目(割合が高い順)
「平成30年度民間住宅ローンの実態に関する調査」(国土交通省)
1・健康状態 98.6% ☆
2・借入れ時年齢 98.3%
3・完済時年齢 97.7%
4・担保評価 97.2%
5・勤続年数 95.7% ☆
6・年収 95.6% ☆
7・連帯保証 94.9%
8・返済負担率 90.7%
9・金融機関の営業エリア 90.3%
10・融資可能額(購入の場合) 79.6%
11・雇用形態 75.7% ☆
12・融資可能額(借換えの場合) 73.1%
13・国籍 68.9%
14・他の債務の状況や返済履歴 63.1% ☆
15・取引状況 47.2%
16・業種 29.1%
17・家族構成 21.7%
18・雇用先の規模 20.0%
19・所有資産 18.9%
20・性別 15.1%
実はこんな審査項目も!
上記図表3の中で、特に注意したい審査項目を取り上げてみました。太字☆の部分です。
[健康状態]
民間金融機関の住宅ローンのほとんどの借入れ条件に、「団体信用生命保険(団信)に加入できること」という項目があります。団信に入っていれば、借入者が亡くなったときに保険金で住宅ローン残債を完済できます。健康状態が悪い場合は団信に入れないこともありますが、最近は、持病があっても入れるタイプの団信(有料)を用意する金融機関もあります。また、フラット35のように団信なしで加入できる住宅ローンもありますが、何かあったときに家族に残債を残すのはリスクですよね。健康状態は重要です。
[勤続年数]
民間金融機関では、勤続年数も重要な審査項目です。最近は、勤続年数が「1年以上」が多くなってきているようですが、「3年以上」のところもまだまだあります。そのため、転職直後などの場合は勤続年数が短くて借入れできない場合もありますので注意しましょう。転職を考えているなら転職前の方が借入れしやすいでしょう。
[年収]
審査の際には、最低年収も見られます。かつては「200万以上」「300万円以上」など高めでしたが、最近は収入合算などもあるため金額が低くなっています。フラット35には年収制限はありませんが、返済負担率があるため、結果的に、借入れ額に応じた年収が必要になります。
[雇用形態]
雇用形態も重要度の高い審査項目です。正社員は問題ないですが、契約社員や派遣社員を対象としているかどうかは、金融機関によって異なります。フラット35では雇用形態は問われません。
[他の債務の状況や返済履歴]
自動車ローン以外の各種ローンのほか、クレジットカードのキャッシングや分割払い、リボ払い等、住宅ローンの他に借入れがないかどうかや、過去5年以内に延滞したことがないかなども審査項目です。奨学金も一定以上延滞すると信用情報に登録されます。
まずは候補として考えている住宅ローンの借入れ条件を確認し、図表3のような項目にも注意を払う必要があります。
審査に落ちても理由は教えてくれません。
住宅購入の前に身辺の準備から考えなくてはいけませんね。
抜かりなく身辺を整えて、やっとスタートに立てるのかもしれません。
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