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ランドリールームは必要? 洗う・干す・しまうをつなぐ間取り
2026.10.29
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洗濯機が「終わりました」と知らせてくれる。
でも、こちらとしては、ここからが長い。
濡れた洗濯物を運んで、干す。乾いたら取り込んで、仕分けて、それぞれの収納へ。途中でソファに置いた服が、そのまま翌日を迎えることもある。
洗濯機の仕事は終わっても、人間の仕事は、まだ残っている。
新しい家では、この手間を少しでも減らしたい。その方法として考えたいのが、ランドリールームと洗濯動線です。
大切なのは、専用の部屋を設けるかどうかだけではありません。洗う場所から、乾かす場所、しまう場所までを、どうつなぐか。 間取りによって工夫できることがあります。

洗濯物を持って、家の中をどれだけ移動している?
たとえば、洗濯機は1階、物干しは2階のバルコニー。乾いた衣類はいったんリビングに集め、たたんでから各部屋へ運ぶ。
この流れなら、洗濯物を持った移動が何度も発生します。
ランドリールームを考えるときは、まず今の作業を順番に並べてみましょう。
洗濯の流れを確認
- 洗う
- 干す・乾燥する
- 仕分ける・たたむ
- しまう
そのうえで、「濡れた物を運ぶのが大変」「収納までが遠い」など、負担を感じるところを探します。
ここが分かると、部屋に必要な役割もはっきりします。洗濯機の近くに干せればよいのか、収納まで近づけたいのか。欲しい広さや配置を考える出発点です。
干す場所の近くに収納があると、何が変わる?

室内干しを中心にするなら、ランドリールームの近くに衣類の収納を設ける方法があります。
ハンガーで干す服を、そのまま掛けて収納できれば、たたみ直す工程を減らせます。タオルや下着も近くにしまえれば、乾いた洗濯物を家じゅうに配って回る手間が少なくなります。
ただし、家族全員の服を一か所に集めることが、いつも使いやすいとは限りません。
仕事着は寝室で選びたい。入浴後の下着やパジャマは脱衣室に欲しい。家族それぞれに、着替える場所や時間があります。
洗濯する人の動線と、服を着る人の動線。その両方から収納の位置を決めることが大切です。
共用の収納にまとめる物と、各自の部屋に置く物を分ける案も含めて考えましょう。
乾燥機が中心なら、広い物干しより作業場所
洗濯物の多くを乾燥機で乾かす家庭なら、必要な空間も変わります。
取り出した衣類を仕分ける台や、収納へ運ぶまでの一時置き場があると使いやすそうです。一方、乾燥機にかけない服には、別に干す場所が必要になります。
作業台を設けるなら、何をするための台かも決めておきたいところです。
たたむ。アイロンをかける。洗濯かごを置く。
用途によって、必要な寸法も違います。「便利そうだから」と大きな台をつくる前に、普段の一回分を扱う様子を想像してみてください。
台の上で洗濯が終わるのか、それとも洗濯物がそこで止まるのか。収納までのつながりも見ておきましょう。
近ければ便利。でも、通りやすさと乾きやすさも必要

洗濯機、物干し、収納を近づけても、干した衣類が通路をふさいでいたら使いにくくなります。
間取り図では空いている場所でも、洗濯物を干すと様子が変わる。シャツには袖があり、タオルには長さがある。図面より、実物のほうが場所を使うことがあります。
物干しは、普段の量に加えて、大物を洗う日も想定して配置を確認しましょう。
また、室内干しでは、場所を確保するだけでなく、換気や除湿、空気の流れも合わせて検討する必要があります。衣類収納を近くに設ける場合も、湿気への配慮が欠かせません。
移動距離を短くすることと、無理なく使えることをセットで考える。 ここまで含めて、洗濯動線の計画です。
専用の部屋がなくても、できる工夫はある
ランドリールームを独立させれば、干している洗濯物をリビングから分けられます。
一方、専用の部屋には面積が必要です。限られた床面積や予算の中では、ほかの場所との配分も考えることになります。
洗面・脱衣室に室内干しを組み合わせる。乾燥機の近くに仕分け場所を設ける。洗濯機と外干しスペースを行き来しやすくする。
暮らし方によっては、こうした方法が合う場合もあります。
脱衣室と兼用するなら、入浴中に洗濯作業が重ならないかも確認したい点です。距離だけでなく、家族が使う時間を間取りに重ねてみましょう。
打ち合わせ前に整理したいこと
- 洗濯は誰が、いつ、どのくらいの頻度でする?
- 外干し・室内干し・乾燥機をどう使い分ける?
- 乾いた衣類は、誰がどこにしまう?
- 入浴や着替えと、洗濯の時間が重なる?
- 今の作業で、一番減らしたい手間は何?
この答えをもとに、専用の部屋が必要か、ほかの空間と組み合わせるかを検討すると、自分たちに合う形を選びやすくなります。
注文住宅なら、洗濯の流れから間取りを考えられる

「ランドリールームが欲しい」という希望を、もう少し具体的にしてみる。
濡れた洗濯物を持って階段を上がりたくない。干した服を、その近くでしまいたい。夜の洗濯と家族の入浴を両立させたい。
注文住宅では、こうした生活の事情をもとに、洗濯機、物干し、収納の配置を計画できます。部屋の広さだけでなく、作業のつながりから間取りを考えられることも、その良さです。
エコスマとの打ち合わせでも、今の洗濯で負担に感じていることを聞かせてください。敷地や予算、家族の生活に合わせて、専用のランドリールームを設ける案も、ほかの空間を活用する案も一緒に検討していきましょう。
洗濯機が終わってから、人の仕事が終わるまで。その間を少し短くできるように、家づくりの段階から考えてみませんか。
※掲載写真はイメージです。