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【千葉新築住宅コラムVol.69】年中無休の家の害虫とは…
2019.04.12
- #お役立ち情報
千葉市・四街道市で新築住宅購入を検討しているみなさん。
暖かくなり虫たちの活動も活発になるこの時期。梅雨に突入すると湿度も高くなるため、特定の害虫にとっては、このうえなく過ごしやすい環境が整うことになります。しかし!家に大敵なシロアリは年中無休なんです。新しい巣(コロニー)をつくりだす前に正しい知識を学んで行きましょう。
“巣を作らせない!”ことが一番です。
① シロアリってどんな虫?
住宅に大敵なシロアリ!木をボロボロにしてしまい、気がついたときには致命的な被害になってしまいます。皆さんはシロアリってどんな虫かご存知ですか?実はシロアリは蟻ではなく、ゴキブリに近いといわれています。代表的なのがヤマトシロアリとイエシロアリの2種類です。
②毎年繁殖期に発生する羽蟻の時間帯
シロアリ(羽蟻)を発見した時期と時間帯で見分けることが出来ます。それぞれ新しい巣作りのために、シロアリの一部が羽蟻となって飛び出します。
・ヤマトシロアリ 4~6月の雨上がりの昼間
・イエシロアリ 6~7月の夜間
③巣の違い
イエシロアリの巣は固定的であり、王と女王がいる本巣の外に分巣があり、コロニー(巣)が大きくなるとさらに分巣が増えていきます。
ヤマトシロアリの巣は流動的であり、加害の進行、気候、木材中の湿度など、環境の変化に対応して移動しています。
④生態
シロアリの生態は、蟻の生態と同じです。女王アリと王アリを中心に集団(コロニー)を作って生活します。女王アリは10~15年間の間、毎日、数百個もの卵を産みます。コロニーの中には職蟻(しょくぎ)、兵蟻(へいぎ)がそれぞれの役割を分担しています。職蟻は、餌を採ったり、巣作り・巣の修理・巣の掃除、女王や王・幼虫・兵蟻の給仕。いわばお世話係です。兵蟻はその名の通り敵から守る兵隊アリです。
シロアリは目が退化しているため光を嫌いますが、新しい巣を作る時には光を恐れず飛び出していきます。飛べる距離は遠くても1km程度で、飛び終えると羽を落とします。
⑤好きな場所、好きな物
シロアリは浴室、洗面所、台所、トイレの床下などの暗くて湿気の多い水廻りや、風通しの悪い場所を好みます。隙間やひび割れなどの間を見つけて、そこに蟻土(ぎど)と呼ばれる土を詰めて蟻道(ぎどう)というトンネルを作ります。こうして大嫌いな光や風を避けて住宅に侵入・移動するのです。シロアリは主に木の柔らかいところを好んで食べ、固いところは残しますが、実は木に限らず、コンクリートや断熱材など何でも食べてしまいます。食害にあっている部分は叩くと空洞音がします。床や柱などは押すとぶかぶかとします。また、浴室のタイルなどにひびが入ることもあります。お住まいにそのような症状がないか確かめてみましょう。
⑥被害を防ぐためには?
では、大切な住まいをシロアリから守るためにはどうしたら良いのでしょうか?まず、床下の通風を良くすることです。通風が悪いとシロアリの好む環境を作ってしまいます。また、家の周りに木片を置いたり埋めたりするとシロアリを誘うので絶対にやめましょう。
新築時には防蟻材を塗布したばかりなので心配はありませんが、お住まいを長く快適に使うには、私たちが健康を気遣うように住まいの健康管理をしてあげる事が大切です。
定期的に点検やお手入れをすれば、長く快適に住み続ける事が出来るのです。シロアリ防除工事をしてから5年以上経過している場合は、気がついたときがシロアリ駆除・予防のタイミングです。
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